2015/09/07
今年5月に第2子を出産した英国王室のキャサリン妃は、産後約9時間半の早さで退院したと報道されました。キャサリン妃が特別なのではなく、英国では、出産当日に退院する母親というのは結構多いのです(驚)
私の見立てでは、理由は二つです。その1:イギリス人の体格が良く体力がある→こればかりは、日本人はかないません。
その2:イギリスでは無痛分娩が普及しており、麻酔ガスを使用した分娩が82%に達しています(National Health Service「国民保健サービス」2013-2014年データ)。
さて、香港の出産状況はと言うと:
1. 日本人駐在員の場合、日本に戻って出産するケースと、香港内で日本語対応可能な私立病院で出産するケースが多いようです。
2. 私立病院の費用(約100万円)に対して公立病院の費用(約10000円未満)ですが、食事や病室のきれいさの差でしかないと言われています。医療水準はむしろ公立病院の方が高く、難しい分娩の場合は結局公立病院(とくに、最高峰と言われるQueen Mary Hospital=写真)に回されると言われています。
3. 少なくとも公立病院の場合、無痛分娩は希望により選択可能です。(さすがに、英国とは違って、出産当日に退院というケースは多くないかもしれません。)
4. 公立病院の場合、日本語対応はありませんが、英語で全く問題ありません。
私の妻は香港の公立病院で出産しているのですが、その夫の執筆ですので、自信をもって書けないのがつらいところです。
いずれ、OWLウェブサイトに、香港公立病院出産事情をアップしたいと思います。
中国・アジアビジネス情報と香港暮らしの情報を発信中
OWL Investmentsウェブサイト:https://owl-investments.com/
参考:NHS資料 Hospital Episode Statistics NHS Maternity Statistics – England, 2013-14