コラム
Column

ビザ無しで、どこまで香港で仕事をしていいの?

2015/11/15

香港は、ビジネスの規制が少ない自由放任主義の都市。どんな経済活動も許されるような気がします。しかし、ビザなし就労については意外なほど、厳しいのです。

ビザなし就労は原則不可!

香港は、大多数の国民に対し、ビザなしでの観光目的入国を認めています。日本人もビザなしでの観光目的入国が認められており、90日間の滞在が可能です。

しかし、ビザなしでの観光目的入国で香港に入った人は、香港で仕事をすることがはできません。念のため補足すると、ここでいう「仕事」は、有償か否かを問いません。つまり、無給サポートをする場合であっても、就労可能なビザを取得する必要があるのです。

HK_ImmgrationTower_Entrance

一応、ビザなし就労できるケースは列挙されているのですが。。

例外的に仕事できる場合が無い訳ではありません。

以下の6つの場合には、ビザなしでの仕事が認められています。

  • 契約の締結や入札への参加
  • 商品・設備の確認、設備の備え付け監督等
  • 展示会等への参加
  • 和解、民事訴訟手続き等
  • 商品説明への参加
  • 短期のセミナー・会議への参加

「では、この6つの名目であれば、何日間でも香港で仕事をしていて良いんですか?」と聞かれることもあるのですが、もちろんダメです。

というより、これらの名目で半月とか1か月とか、香港に滞在し続けて仕事をするなど、ありえないというのが、通常の理解です。

あくまで、数日間だけ香港に滞在して、これらの業務を行うというイメージです。

香港での新規ビジネス立ち上げサポートは、ビザなしでOK?

「ビザなし入国でも仕事できますよね?」と一番聞かれるパターンは、香港で新ビジネス立ち上げの際の、日本からの応援業務です。

だいたい半月から1か月かけて、日本の本社が香港法人に業務のやり方を教えるとか、業務が立ち上がるまでの間は全般的にサポートするとかですね。

日本の本社は、これくらいの業務ならビザなしで問題ないよね、と思っているのですが、ビザなしでは、まず、アウトでしょう。

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