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香港の路面電車(Tram)は、観光にも日常の足にもお勧め!

2016/04/04

香港の路面電車(Tram)、乗ったことありますか?香港に住んでいる日本人でも、乗ったことが無い人が意外に多いんですよね。

香港の街を眺めながら移動するなら路面電車(Tram)が一押し

香港の街並みをゆっくり見ながら移動したいとき、MTR(地下鉄)は景色が見えないから不向きですよね。バスならば景色を見ることができますけど、香港のバスは複雑で、最初のうちは難しいです。

そんなニーズにぴったり応えているうえ、MTR(地下鉄)一駅くらいの移動ならMTR(地下鉄)より楽なので日常使いにも便利な交通機関、それがトラム(路面電車)です。

香港島の北岸を東西に走っていますが、西から東に向かって乗ってみましょう。

香港のトラムは二階建て車両

香港のバスは、ほとんどが二階建てです。香港は英国の植民地でしたから、ロンドンで二階建てバスが使われていた影響でしょうね。

でも、驚くことに、香港ではバスだけでなくトラムも二階建てなのです。せっかくですから、二階席に行ってみましょう。トラムには冷房が付いていないので、窓を開けながら走っていますが、風が心地よいです。

IMG_0769[1]

上の写真は、中環地区が占拠されたOccupy CentralでTramが寸断されていた一時期(2,3日くらい)だけ走っていた、中環行きの激レア電車。2014年10月12日、堅尼地城(Kennedy Town)にて撮影。

トラムは、欧米人の多い堅尼地城(Kennedy Town)から出発

トラムの西の始発駅は、堅尼地城(Kennedy Town)。旅行者にとっても日本人駐在者にとっても縁遠いエリアかも知れません。でも、ここ数年、欧米人向けのバーやビストロが急増し、とくに、2014年12月のMTR開業以降はその勢いがさらに加速し、次期SOHOとも言われているエリアです。

Kennedy Town, Shoreditch

堅尼地城(Kennedy Town)から海にほぼ平行に東に進んでいきますが、その左右にはそれほど店が立ち並んでいません。店が立ち並んでいるのは、トラムの走る通りより一本山よりの通り(Belchers StreetとQueens Road West)です。トラムを降りて寄り道するなら、山側に行くと良さそうですね。

トラムは、海産物の乾物の店が並ぶ街を進む

徳輔道西(Des Voeux Road. West)を東に向かい西營盤(Sai Ying Pun)に近づいてくると、海産物の乾物の店が増えてきます。売っているのは、フカヒレ、あわび、ツバメの巣、ホタテの貝柱、さらには、タツノオトシゴなどまで。

真っ黒の毛のかたまりのような物体は、発菜という海草。カツラではありません。

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観光でトラムに乗るなら、上環(Sheung Wan)から乗るのがお勧め

海産物の乾物の店の多いエリアを抜けると上環(Sheung Wan)。トラムはマカオ行きフェリーターミナルの目の前を走ります。

でも、上環(Sheung Wan)のランドマーク的建築物といえば1906年に完成した西港城(Western Market)。ショッピングモールというには微妙な感じなのですが、マンゴーなどのスイーツで有名な満記甜品(Honeymoon Dessert)も入っているし、マカオ行きフェリーターミナルのすぐ近くなので観光にも便利ですね。

トラムに乗って香港中心部を見てみたいという人は、上環(Sheung Wan)のターミナルから東に向かって金鐘(Admiralty)や湾仔(Wan Chai)まで乗ってみたら、(飽きないくらいの時間で)車窓を楽しめると思います。

トラムは、中環(Central)の真ん中を走るので、どこに行くにも便利!

上環(Sheung Wan)からビジネスの中心地である中環(Central)までは、本当にすぐ。

トラムは、香港証券取引所のハンセン指数で知られる恒生銀行(Hansen Bank)と中環街市(Central Market)をつなぐ跨線橋の下を走っていきます。

街市(market)とは言っても、今は再開発待ちの状態で、ほとんど店は入っていません。でも、中環街市(Central Market)からは、ミッドレベルエスカレーターがつながっているので、中環(Central)からSOHOに行くには便利なルートです。

恒生銀行(Hansen Bank)を越えて次の駅は、中環(Central)のまさにど真ん中。

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香港島で一番高いオフィスビルである国際金融中心(International Finance Centre、「IFC」)、IFCのショッピングモール、ブランドショップの多いLandmark、アルマーニのショップばかり入ったCharter House、欧米人の多い飲み屋街の蘭桂坊(Lan Kwai Fong)など、どこに行くにも便利な駅なので、乗り降りするお客さんが多いですね。

中国銀行(香港)の古いビルや終審法院(最高裁判所)の前は、写真を撮りたくなるロケーション

日本では、紙幣は日本銀行が発行していますが、香港には(日本銀行のような)中央銀行がありません。代わりに、HSBC銀行、中国銀行(香港)、スタンダードチャータード銀行の3つの銀行が紙幣を発行しています。トラムは、その3つの銀行が並んで立って場所にさしかかります。

この中国銀行(香港)の古いビル、向かいにある終審法院(最高裁判所)をバックに記念撮影をする新婚カップルも良く見かけます。

IMG_0584[1]

まもなく金鐘(Admiralty)。

上環(Sheung Wan)のターミナルから金鐘(Admiralty)までは、約15分。香港の中心部をゆっくり眺めながらトラムに乗るのは、観光客にも住んでいる人にもお勧めですよ。

金鐘(Admiralty)から先は次回

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