昨年（2020年）の秋からビットコインの価格が急上昇し、マスコミ報道で取り上げられることも増えてきました。こうした報道を見て、ビットコインを買いたい、まずは暗号資産取引所に口座開設したいという方も増えているようです。

その一方で、自分が買った時が最高値で、自分が買った後は暴落してしまうのではないか、と心配して、なかなかビットコインを買うことができない方も少なくないでしょう。ビットコインを買う場合、当然ですが、買った価格よりも上がらないと利益は得られません。ビットコイン1枚（「BTC」という単位で表します）を550万円で買った場合、600万円に値上がりすれば50万円の利益を得ることができますが、550万円のままだと利益は0円ですし、500万円に値下がりしたら50万円の損失になってしまいます。

しかも、ビットコインは、株や為替と比べても、値動き（ボラティリティ）が大きいです。株価（日経平均などの主要なインデックス）が、一日で10%も下落するなどということは、リーマンショック、東日本大震災やコロナショックのような、歴史的事件の時にしか、起こらないでしょう。しかし、暗号資産の場合、暗号資産の中では一番値動きが穏やかなビットコインでさえ、一日で10%以上の値動きをすることが、結構頻繁に（年に何度も）起こるのです。

もちろん、「自分は相場の流れを読むことができる」という自信のある人、「投資した株やビットコインの価格がどう動いても動揺しません」という人であれば、ビットコインの現物を買う投資が向いているでしょう。でも、「相場の流れを読むのが苦手だ。」とか「株などを買うと、価格の動きが気が気でない、一日に何度もチェックしてしまう。」という人には、ビットコインの現物購入は勧めにくいです。ビットコインは株よりもずっとボラティリティが大きいですし、株と違って24時間値動きするからです。こんなことを書きましたが、相場を読めない人、臆病な投資家を笑っている訳ではありません。実は、私自身、株でもビットコインでも相場を読むことが苦手ですし、株の場合はもちろん、ビットコインの現物を買ったときなど、臆病なので、一日に何度も価格チェックをしてしまいます。

このように、相場を読むのが苦手・臆病な私ですが、ビットコインの将来性が非常に高いと確信していましたので、何とかビットコインの投資をしたいと思っていました。相場を読むのが苦手・臆病な私に向いている方法はないだろうか？そう思いつつ、始めたのがビットコインのマイニングでした。マイニングというのは、専用コンピュータで24時間365日、ビットコインの送金を確認するための計算をし続け、その対価としてビットコインを手に入れるというものです。これの良いところは、マイニング機器を調達するルートを確保し、安価な電力を確保すれば、安いコストでビットコインを継続して手に入れられるということです。つまり、ビットコイン価格が上がらなくても利益を得られる、それどころか、ちょっとやそっと価格が下がっても利益を得られるのです。いま、弊社のお客様が購入しているマイニング機器の価格・電気代を前提にすると、1BTCの取得原価は、110～120万円くらいです。つまり、ビットコインの価格が今の5分の1くらいにまで暴落しても、黒字で持ちこたえる。それくらいの取得原価でビットコインを得ることができます。ですから、相場を読むのが下手で臆病な私でも、ビットコインの価格を気にせず、ビットコインで収益を上げられるようになりました。

このように書くと、「そんな良いとこばかりの投資がある訳ないじゃないか。」と批判されそうです。もちろん、ビットコインのマイニング投資には、大きな弱点があります。それは、最初に仕組みを作るのが非常に難しいという点です。この仕組みを作るまでの苦労話は、書き始めると長くなりそうなので、またの機会に書きたいと思います。

話を元に戻します。この記事の読者の中には、相場を読むのが得意で、大胆に投資できる方も多いと思います。そういう方は、ビットコイン現物を買う投資で良いと思います。でも、多少とも相場を読むのに不安がある、投資すると価格が気になって仕方ない、という方には、マイニング投資をお勧めしたいと思っています。

暗号資産マイニングサポートについては、下記をご覧ください。
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