2016/09/20
香港は海に囲まれた巨大都市ですが、その海辺は意外にも自然のままのビーチが多いのです。
以前の記事で、ランタオ島の水口湾での潮干狩りについて書きました。ただ、水口湾は、開発の遅れたランタオ島のビーチの中でも開発が進んでおらず、店もほとんど無い・無料で使える水道も無いという、使い勝手の悪すぎるビーチでした。ファミリー層に使いにくいと反省を込めて、今回は、使いやすい貝澳(Pui O)ビーチについて書いてみましょう。
貝澳(Pui O)ビーチはランタオ島にあります。ランタオ島は、香港で一番大きい島ですが、開発が進んでおらず、島の大半の場所に手つかずの自然が残っています。とはいえ、ランタオ島には香港国際空港もあるので、都心への交通の便も良く、週末、家族連れで遊びに行くには良いところです。OWL Investmentsのサイトでは、潮干狩り以外でも、ランタオ島のオリンピックトレイルを紹介したことがありました。
貝澳(Pui O)までは、2つのルートがあります。
①中環(Central)にある香港駅からMTRで東涌(Tung Chung)駅まで行き(所要約20分)、東涌(Tung Chung)駅から新圍村(Sun Wai Tsuen)のバス停までバス(3M)(所要約20分)に乗るルート
②中環(Central)から梅窩(Mui Wo)までフェリーで行き(所要約30分)、梅窩(Mui Wo)から新圍村(Sun Wai Tsuen)のバス停までバス(1、2、3M)(所要約15分)に乗るルートです。
こんな簡単に貝澳(Pui O)ビーチに行くことができるのですが、今回、私は、あえて厳しい道を選びました。梅窩(Mui Wo)からランタオトレイルSection 12(約8㎞)を歩いて貝澳(Pui O)ビーチまで行くという灼熱地獄ルートです。
こんな感じの山道、夏のトレイルはきついですけれども、香港は夏の方が空気が澄んでいるので、海を見ながらのトレイルは最高に気持ちいいです。でも、途中で水が足りなくなると猛烈に厳しいので、水は多めに持参しましょう。
あえてランタオトレイルSection 12(約8㎞)を歩こうという人以外は、新圍村(Sun Wai Tsuen)のバス停までバスで行くと思います。新圍村(Sun Wai Tsuen)のバス停からは、海の方向に向かって約5分も歩けばビーチです。
この貝澳(Pui O)ビーチ、海辺に売店、シャワー、トイレもあり、なかなか設備が整っています。
しかも、ビーチの脇にMavericksというバーもあって、欧米人達がビールをのんびり飲んでいます。
バーでビールを飲む欧米人を横目に、香港人達は、潮が引いていく時間帯に大挙して訪れ、潮干狩りに精を出しています。小ぶりのアサリも、大ぶりのハマグリもゴロゴロ取れます。
この貝澳(Pui O)ビーチに限らないのですが、香港で不思議なのは、欧米人と地元香港人達は、同じ香港という場所で生活しながら、何故か交わらないんです。で、日本人はというと、やろうと思えば、欧米人の生活圏にも香港人の生活圏にも入っていくことができる、いわば、美味しいとこ取りをできる訳です。
以前にお伝えした水口湾は貝がすごく取れるもののシャワーやトイレも無いという点でお勧めしにくいのですが、この貝澳(Pui O)ビーチは、貝もとれるし、シャワー・トイレもある、しかも、ビーチ沿いのバーもある、しかも、都心からのアクセスも悪くないので、結構お勧めかなと思っています。
アサリやハマグリを取ったら、家に持ち帰りましょう。食べても良いですし、出汁を取って味噌汁などにしても美味しいですね。
なお、潮干狩りを楽しんだりするには、塩の満ち引きを予め調べておく必要があります。Tide Forecastというウェブサイトで調べてから出かけると良いでしょう。
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